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2010年09月25日

イチローと白鵬

イチローが、大リーグにデビューした2001年から10年連続でのシーズン200安打を達成した。

イチローと白鵬 

自らが昨季、成し遂げた9年連続の大リーグ記録を更新するとともに、
達成回数でピート・ローズ(レッズなど)の持つ最多記録「10」に並んだ。
  
ピート・ローズがイチローのヒットの2割以上が内野安打で運のいい男だと言ったらしい。

それに対し、NHKに解説者の大島氏は内野安打が多いのは、
他の人では当てることのできないボールを、イチローはヒットにしていると反論。

また、一部のメディアでは、優勝に縁のないマリナーズにいるから、
自己の記録に徹し切れるなどとも言われている。

日米通産3500本安打達成の時がそうだったように、
イチローは記録達成の時、チームに気を使いあえて派手な振る舞いをしていない。

それを知ってか、200本安打達成の時は、イチローがライトの守備につくと、
ライトにあるブルペンから、リリーフ投手らが総立ちで万歳三唱を送ったのである。

昨年もメジャー通算200本安打を放ったとき、彼らはブルペンから万歳三唱で祝福。

イチローはおそらく、チームメートへの感情にも配慮して、派手なセレモニーを自粛してきたが、
チームメートこそが、それを許さなかった。

イチローの自己管理の凄さ言うまでもないが、
メジャーでは、試合後にスパイクはクラブハウスで働く人が磨いてくれるが
イチローは必ず自分で磨く。

グラブも自分で磨き、磨きながらその日の反省をする。
そして道具を大切にする。

真摯に野球に取り組む姿勢があればこそ、周りは認めるのだろう。
ベースボールの本場、国の英雄を伝説化したい気持ちは分かるが
記録達成は人種をこえて素直に認めるべきではないのか…?

同じことが大相撲でも言える
白鵬が昨日連勝記録を双葉山以来、72年ぶりにを大台の60連勝にした。

200年を超す大相撲の歴史の中で「不世出の横綱」「角聖」「相撲の神様」とうたわれた
双葉山(69連勝)、さらにその150年前の江戸時代の大横綱・谷風(63連勝)
しか達成していない大記録だ。

双葉山の時代は年二場所で、足掛け4年にかけての記録達成と、玉錦などの強豪横綱もいて、
現在は一人横綱で、対戦相手が全て格下ばかりの白鵬とは状況が違うと揶揄する人もいる。

過去の呪縛的な言い伝えや考えを見直し
新たなものを見つめ、素直な気持ちで受け入れていくことが
国技の伝統を守り、歴史を築いていくことではないのだろうか…?



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