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2012年11月13日

2年ぶり私が観戦した試合以来の優勝

一昨日の男子プロゴルフツアー三井住友VISA太平洋マスターズで石川遼が涙の復活優勝を果たしたことは多くのメディアで取り上げられました。単独首位から7バーディー、3ボギーの68をマークし、通算15アンダーで一昨年のこの大会以来2年ぶりの勝利で通算10勝に最年少で到達したのですが、実は一昨年この大会を私は観戦に行ったのです。
その時の石川選手の球筋を見て虜になりずっと活躍を追い続けていたのですが、中々勝てず、その間に、松山秀樹や藤本佳則などの若手が台頭して優勝を飾ったりライバルの池田勇太が一足先にツアー10勝を達成したりして、ファンとしてイライラしていました。この日も途中まで4打差のリードでしたが、終盤ボギーの連続で最終ホールには1打差になりハラハラしていましたが、先に松村選手が2オンした最終ホールの2打目、残り228ヤードを5番ウッドでグリーン手前の池ギリギリに落としピン手前6メートルにつけたショットは圧巻で見事に優勝を引き寄せたのです。雨も降っていた中、極限の状況下で勝負強さがよみがえったのです。

2年ぶり私が観戦した試合以来の優勝

「長かった。優勝の味を忘れていたので不思議です。この2年間で別人になってしまったのかと思うこともあったけど、また2年前とは別人の新しい石川遼になれた」と試合後のインタビュー語っていましたが、石川選手は海外ツアーに参戦してから、新しいスタイルを模索し始め、ピンを真っ直ぐに狙うだけでなく、状況に応じた精度の高い攻め方、守り方が必要とされ、追求をして試行錯誤していたようです。理由は、もちろんマスターズ、米ツアー優勝のために…。

左に壁を作り、力が効率よく伝わるスイングに挑戦し、アプローチはバリエーションを増やしたそうです。そしてパットは何度もパターを替え、理想のタッチ、転がりを求めたのです。結果がすぐに出ず悩むこともあったようですが、常に前向きに努め、時間をかけて自分のものにしたのです。

私達アマチュア(特に私のようなへぼゴルファー)には考えられないのですが、フェードだけでも4種類打ち分けるとか…?低いフェード、高いフェード、中くらいのフェード、強いフェードとこの2年間で引き出しを増やしたのです。10勝目は、ここ御殿場で勝った2年前の勝利とは「全然違う」と彼はキッパリ言いました。「だってあの時はストレートしか打ってなかったもの…」

キャディーを務めた加藤さんが言ったそうですが「今までの優勝ってチップインとか、色々あったでしょう。ああいう奇跡があって9勝してきた。でも10勝目は、あいつが自分のショットで獲った」と…。
ずっとそばにいたキャディーさんに、勝った実感が湧かなかったと思わせたところこそが石川遼のの成長の証だったのではないでしょうか…。 

今シーズンも残り3戦、完全復活と言われるようにすべての試合に優勝争いして欲しいもです。ハニカミ王子ブームから5年。第2の石川遼時代の幕開けとなるように…注目
 


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