› きくいち日記 › 大将 › ウズラ卵の加工新商品

2013年05月16日

ウズラ卵の加工新商品

豊橋は全国トップのウズラ卵生産地ですが、鳥インフルエンザで低迷した消費が以前の水準に回復せず、豊橋養鶉(ようじゅん)農業協同組合では、ウズラ卵のおいしさを広く知ってもらおうと新商品開発を進めているようです。

ご当地グルメの豊橋カレーうどんをイメージして、カレーの具とウズラ卵を小麦粉の皮で包んだ「カレーまん」、生地にウズラ卵を混ぜてしっとり感を出した洋風焼きまんじゅう「焼きまーる」、出汁で味付けしたウズラの煮卵「おかずたまご」、玄米に「本たまり」をしみこませ、濃厚なウズラの卵かけごはんの味わいを再現した「玉子掛けごはんせんべい」、さらにウズラの卵かけごはん用の本たまり「あいたまりん」などがあって、いずれも三河地区のJA産地直売所などで取り扱っているようです。

今日はそうしたウズラ卵を使った豊橋の商品から、お客さんに頂いた「うずらプリン」を紹介します。

ウズラ卵の加工新商品

日本一の生産量を誇る、豊橋(東三河)ウズラ卵を使った菓匠華月の「うずらプリン」です。
(カラメル味・抹茶味・チョコ味の3種類があります)思っていたよりコクがあってクリーミーかつ、まろやかプリンでした。

ウズラ卵は鶏の卵に比べると形は小さいのですが、味が濃縮されていて濃厚な味わいで、ビタミンA、B1は鶏卵の2倍ほど、ビタミンB2も1.5倍ほどあるらしく、栄養価が高く、美容、健康にもいいようです。

日本人は平均して1年で鶏卵は341個食べているのに、ウズラ卵は1年で14個しか食べていないそうです。生産量も、鶏卵200万tに対してウズラ卵は2万t、ところが小さな体に大きなパワーがあり、鶏の卵より美味しくて栄養満点とくれば…びっくり ウズラは鶏に比べ病気にかかりにくいそうです。

皆さんもウズラの卵を沢山食べるしかないですね…ニコニコ

鶉(ウズラ)…

鶉は、キジ科の渡り鳥で、日本では春から夏にかけて北海道・本州北部で繁殖し、冬には本州中部以南で越冬するそうです。(繁殖地でも越冬地でも、低木がまばらに生えている草原や牧草地に生息すらしい)
うずらの「う」は叢(くさむら)のこと。「ずら」は群がるという意味の「つら」に由来しているそうです。
元来、野生のうずらは1年間にその繁殖期のみに7~12個程度の卵を生むにすぎませんでした。しかし、家禽として研究・改良された結果、現在のように年間220~230個以上の産卵能力をもつようになったようです。

うずら卵にはいろいろな模様があります。
しかし「同じうずらからは、同じ模様の卵しか生まれない」のだそうです。
それは、うずらの卵管には人間でいう指紋のようなものがあるからといわれています。
また、うずらの卵の中には、白く膜の張ったようなものと、模様のハッキリしたものがありますが、これはいわゆるキャリアの差らしく、前者はまだ卵を産み始めて間もないうずらが生んだ卵。後者は、熟練したベテランうずらの生んだ卵なのだそうです。(味はどちらも同じだそうです)

うずらは、古くから世界各地に生息しており、紀元前3000年頃のエジプトの壁画にも残されているそうです。
わが国でも古事記、万葉集にうずらの記述があり、その後、絵に書かれ詩に歌われ、江戸時代には豪快な泣き声を楽しむために飼育されていたのだそうです。野鳥のうずらが家禽化されたのは江戸時代で、採卵用として飼育され出したのは明治中期と言われています。
豊橋地方で飼われるようになったのは大正からで、ここで自然交配させた雛が戦後全国各地に広まり海外(ブラジル・東南アジア)にも輸出されたようです。
豊橋地方でうずら飼育が盛んになったのは
(1)気候温暖で飼育に適している。
(2)元来、養鶏が盛んで関連産業としての飼料・設備業者等が多い。
(3)東京、大阪の二大市場の中間に位置し、交通の便が良い、などがあげられています。



同じカテゴリー(大将)の記事
頭陀寺八日市
頭陀寺八日市(2024-05-09 08:23)

体に良くないGOLF
体に良くないGOLF(2024-04-29 23:44)


Posted by きくいち at 10:37│Comments(0)大将

コメント

上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。

削除
ウズラ卵の加工新商品
    コメント(0)