2018年12月27日
デパートの不思議
年末商戦真っただ中百貨店は今が書き入れ時です
今日はそんなデパートでの不思議ごとについて少し紹介します
百貨店やデパートで買い物をしていて、紙袋に「雨よけカバーをお付けしますか」と聞かれたことはありませんか朝から雨が降っていたわけではなく、さっき降ってきたばっかりなのに一日中ビルの中にいる販売員は、なぜ雨が降ってきたことがわかったのでしょうか
実は、百貨店やデパートでは、雨が降ってきたことが屋内にいる販売員にもすぐに分かるように、専用の音楽を流すことがあります「雨が降ってきました」と館内アナウンスしてもいいのでしょうが、ゆっくり買い物を楽しんでいるお客は「雨が降ってきたなら早く帰らなくちゃ」と慌ててしまうかもしれません。それによって買い物を満喫できなくなってしまうのを防ぐために、販売員だけに分かる方法で雨を伝達する習慣があるのです
もちろん、雨の中、買い物に来てくれたお客への心遣いは忘れません。お客さんに気持ちよく買い物を続けてもらいながら、傘を入れる袋や、濡れた傘の水分を取る「しずく取り器」を入り口に設置したり、帰り道に紙袋が濡れてがっかりすることがないように、さりげなく紙袋に雨よけカバーをつけたりします。それが百貨店やデパートの心遣いなんですね
デパートの1階はなぜ化粧品フロア
ほとんどのデパートの1階には、化粧品フロアがあります。これにはいくつか理由があるそうです
それはメインターゲットの女性を引き寄せるためです
化粧品のフロアは見た目にも華やかで、女性が入りやすい雰囲気です。女性にとって化粧品は必需品ですから、化粧品フロアが1階にあると入りやすくて便利です。さらに「香りが充満するのを防ぐため」でもあるそうです。化粧品フロアには、たくさんの化粧品や香水が置かれています。デパートの場合、1階にはいくつもの出入り口がありますので、たくさんの人が出たり入ったりすることで換気が出来て香りが充満するのを防げる…というものです
そして、デパートの1階は買い物に来た方にとって、最も目に付きやすいフロアでもあります。それだけ、売り上げも期待されているそうです。
そこで、女性のお客様を1階の化粧品フロアに引き寄せて、さらに上の階のフロアへと、誘導していく狙いもあるそうです。化粧品フロアの上の階に、婦人服やアクセサリー売り場があるのも同じ理由からで、これを「噴水効果」と呼ぶそうです。下から上へとお客様の流れを作ることで、目的の物以外のモノも買って頂こうというものです
地下に食品売り場があるのも、この「噴水効果」を狙ってだそうです。
逆に、バーゲン会場や物産展が上の階にあるのは、上から下へとお客様の流れを作るためで、これを「シャワー効果」と呼ぶそうです。
デパートの1階に化粧品売り場を設置した最初のデパートがある国はどこ
皆さんはどの国のデパートが始めたと思いますか
私はコスメブランドが多いフランスだと思っていたのですが、イギリスのセルフリッジというデパートが始めたものだそうなのです。
その時に、化粧品売り場が1階にした理由は以下の通り。
・消臭対策(その1)…香水・化粧品の匂いが建物にこもりっきりになるのを防ぐため1階のドアの開閉があるフロアに置いた。
・消臭対策(その2)…交通として馬車がまだ多く使われていたロンドンでは馬のフンのニオイ、汚臭に悩まされていたそうでその汚臭がデパートに入ってきて困らないように消臭の意味もあり化粧品売場、香水売り場を1階に置こうという発想になったようです。
・販売促進(その1)…デパートの購買のうち、その多くを占める女性に、デパートに入ってくる全ての人の目にとめてもらう。
・販売促進(その2)…セルフリッジデパートが開業した100年ほど前は、化粧品は下着と同じような買い物と見られて男性や他の人に見られると恥ずかしいこと考えられていました。気軽に人前で化粧品を買いにくい時代で化粧品売り場はデパートの奥の一番目立たないフロアにひっそりとあることが多かったそうです。
(ロンドン・セルフリッジデパート)
セルフリッジが目にとまるところに化粧品売場を作ってくれたお陰で女性たちが気軽に化粧品を買うことが出来る時代の扉を開けたのです
デパートの1階に化粧品売場、これは販売促進と消臭対策だったのですね
この目で確かめに行ってみたいな、いつか
今日はデパーの不思議について紹介しました。
そして買い物帰りのお食事には当「遠鉄きくいち」をご利用ください
【追伸】
実は昨日はHHRCの今年度最後の例会(クリスマス家族オークション例会)でじた。
仕事の関係で欠席しましたが、オークションには当店自家製のカラスミを出品させてもらいました
いくらで落札されたのか少しはクラブに貢献できたかな
今日はそんなデパートでの不思議ごとについて少し紹介します
百貨店やデパートで買い物をしていて、紙袋に「雨よけカバーをお付けしますか」と聞かれたことはありませんか朝から雨が降っていたわけではなく、さっき降ってきたばっかりなのに一日中ビルの中にいる販売員は、なぜ雨が降ってきたことがわかったのでしょうか
実は、百貨店やデパートでは、雨が降ってきたことが屋内にいる販売員にもすぐに分かるように、専用の音楽を流すことがあります「雨が降ってきました」と館内アナウンスしてもいいのでしょうが、ゆっくり買い物を楽しんでいるお客は「雨が降ってきたなら早く帰らなくちゃ」と慌ててしまうかもしれません。それによって買い物を満喫できなくなってしまうのを防ぐために、販売員だけに分かる方法で雨を伝達する習慣があるのです
もちろん、雨の中、買い物に来てくれたお客への心遣いは忘れません。お客さんに気持ちよく買い物を続けてもらいながら、傘を入れる袋や、濡れた傘の水分を取る「しずく取り器」を入り口に設置したり、帰り道に紙袋が濡れてがっかりすることがないように、さりげなく紙袋に雨よけカバーをつけたりします。それが百貨店やデパートの心遣いなんですね
デパートの1階はなぜ化粧品フロア
ほとんどのデパートの1階には、化粧品フロアがあります。これにはいくつか理由があるそうです
それはメインターゲットの女性を引き寄せるためです
化粧品のフロアは見た目にも華やかで、女性が入りやすい雰囲気です。女性にとって化粧品は必需品ですから、化粧品フロアが1階にあると入りやすくて便利です。さらに「香りが充満するのを防ぐため」でもあるそうです。化粧品フロアには、たくさんの化粧品や香水が置かれています。デパートの場合、1階にはいくつもの出入り口がありますので、たくさんの人が出たり入ったりすることで換気が出来て香りが充満するのを防げる…というものです
そして、デパートの1階は買い物に来た方にとって、最も目に付きやすいフロアでもあります。それだけ、売り上げも期待されているそうです。
そこで、女性のお客様を1階の化粧品フロアに引き寄せて、さらに上の階のフロアへと、誘導していく狙いもあるそうです。化粧品フロアの上の階に、婦人服やアクセサリー売り場があるのも同じ理由からで、これを「噴水効果」と呼ぶそうです。下から上へとお客様の流れを作ることで、目的の物以外のモノも買って頂こうというものです
地下に食品売り場があるのも、この「噴水効果」を狙ってだそうです。
逆に、バーゲン会場や物産展が上の階にあるのは、上から下へとお客様の流れを作るためで、これを「シャワー効果」と呼ぶそうです。
デパートの1階に化粧品売り場を設置した最初のデパートがある国はどこ
皆さんはどの国のデパートが始めたと思いますか
私はコスメブランドが多いフランスだと思っていたのですが、イギリスのセルフリッジというデパートが始めたものだそうなのです。
その時に、化粧品売り場が1階にした理由は以下の通り。
・消臭対策(その1)…香水・化粧品の匂いが建物にこもりっきりになるのを防ぐため1階のドアの開閉があるフロアに置いた。
・消臭対策(その2)…交通として馬車がまだ多く使われていたロンドンでは馬のフンのニオイ、汚臭に悩まされていたそうでその汚臭がデパートに入ってきて困らないように消臭の意味もあり化粧品売場、香水売り場を1階に置こうという発想になったようです。
・販売促進(その1)…デパートの購買のうち、その多くを占める女性に、デパートに入ってくる全ての人の目にとめてもらう。
・販売促進(その2)…セルフリッジデパートが開業した100年ほど前は、化粧品は下着と同じような買い物と見られて男性や他の人に見られると恥ずかしいこと考えられていました。気軽に人前で化粧品を買いにくい時代で化粧品売り場はデパートの奥の一番目立たないフロアにひっそりとあることが多かったそうです。
(ロンドン・セルフリッジデパート)
セルフリッジが目にとまるところに化粧品売場を作ってくれたお陰で女性たちが気軽に化粧品を買うことが出来る時代の扉を開けたのです
デパートの1階に化粧品売場、これは販売促進と消臭対策だったのですね
この目で確かめに行ってみたいな、いつか
今日はデパーの不思議について紹介しました。
そして買い物帰りのお食事には当「遠鉄きくいち」をご利用ください
【追伸】
実は昨日はHHRCの今年度最後の例会(クリスマス家族オークション例会)でじた。
仕事の関係で欠席しましたが、オークションには当店自家製のカラスミを出品させてもらいました
いくらで落札されたのか少しはクラブに貢献できたかな