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2019年04月23日

満開の桜の下でジンギスカン が北海道流花見 !!

桜前線はまもなく津軽海峡を渡り、来週後半には北海道に上陸します花花花
トップバッターの松前は4月25日に開花する見込みで、その後は、函館、札幌、帯広と開花が続き、平成の終わりを彩っていくことでしょう。そして、令和の幕開けをお祝いするかのように、5月1日には旭川と新ひだかで開花する見込みですニコニコ

ところで、お花見で食べるものといえば、花見弁当、三色団子、桜餅…ナイフ&フォーク
なんとなく和を思わせるものを思い浮かべますが、北海道のお花見といえば、なぜかジンギスカンです!? 桜の下ではあちこちで、ジンギスカンを焼く煙が上がっています。桜とジンギスカン…びっくり我々から見たらなんとも奇妙な組み合わせでしょうが、そこは北海道びっくり
ようやく訪れた遅い春をここぞとばかりに楽しんでいるようですにっこり

満開の桜の下でジンギスカン が北海道流花見 !!

北海道で「お花見ジンギスカン」が始まったのは、昭和30年代、松尾ジンギスカンでおなじみの㈱マツオ(滝川市)が火付け役だといわれています。それ以前の北海道のお花見は他の地域と同じように、お重に入ったお花見弁当を食べるというのが定番でした。しかし、滝川市で始まった、戸外で豪快に肉を焼いて食べるという開放感たっぷりのお花見ジンギスカンは、あっという間に全道に広がり、今ではお花見にジンギスカンはなくてはならないものとなりました。また、ジンギスカンのついでに、魚介類や焼き鳥やウインナーなど、お好みのものを焼いて楽しむ人も多いようですウィンク

満開の桜の下でジンギスカン が北海道流花見 !!

ジンギスカンの食べ方は大きく分けて2種類あるようです。生肉と野菜を焼いてタレにつけて食べる方法と、もともと味がしみこんでいるラム肉を野菜の上に乗せて蒸し焼きにして食べる方法の、2種類です(タレつきのジンギスカンを考え出したのは、先程紹介した㈱マツオです)タレを後でつけるか、先にタレにつけこんでおくか、どちらもおいしいジンギスカンと、桜を愛でるお花見との不思議な関係。北大獣医学部を舞台にした漫画「動物のお医者さん」でも、ハムテルたちはカラスと戦いながらお花見ジンギスカンを食べるシーンが、当たり前のように描かれています。

京都や奈良のお花見のイメージは、緋毛氈と野点傘。お重には、花型人参と結び昆布が入った煮物とだし巻き卵、お稲荷さんと茶巾寿司。おやつは三色団子と抹茶。花見弁当やお団子は日本の歴史をうかがわせるようなご馳走で、それが花見の伝統的な姿でしょう。しかし、いつのころからか北海道では、桜の木の下でジンギスカンを楽しむのが定番となりました。もちろん、北海道民の全員がジンギスカンをするわけではなく、一般的なお弁当を食べながら、のんびり桜を楽しむ人も多数いるそうですので、ご心配なくフフフ

満開の桜の下でジンギスカン が北海道流花見 !!

桜が咲く時期は、外で過ごすとなるとまだまだ肌寒く、北海道では特に朝晩が冷え込みます。しかも、日が暮れて夜桜となると、ダウンコートを着たくなるほど寒い夜もあります。しかし、北海道では寒くても、桜といえばジンギスカン。直火でラム肉を焼けば、そんな寒さも何のその。道南や道央では今年も満開の桜の下で、肉をジュージュー焼く音が聞こえ、ジンギスカンのいい匂いが漂っています。道東や道北の方たちは、桜が咲くまであと少しナイス北海道では桜前線とともに、「ジンギスカン前線」も北上しています上昇


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Posted by きくいち at 07:41│Comments(0)郷土銘品

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