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2021年11月24日

魚へんの漢字(最後は冬)

魚へんの漢字…最後は「冬」でニコニコ雪
「魚 + 冬」で鮗。読みは、「このしろ」です魚青ナイス

魚へんの漢字(最後は冬)

コノシロは、出世魚上昇シンコ(新子)、コハダ(小鰭)、ナカズミ、コノシロ(鮗)の順。他に、魚へんに制で「鯯」、魚へんに庸で「鱅」とも書く。子代でも、このしろと読む。魚へんに「祭」と書いて、鰶(コノシロ)とも読みます。
秋のけんか祭り(灘)にコノシロを食べることから由来したという説も…!?

旬が冬とは限らない周年の魚。なぜ、「冬」の字を当てるかはなぞはてな
日本では、サンマを「鰶」と書いて呼んでいました。中国では、魚へんに祭りの「鰶」がコノシロ。混同をさけるために冬の字を当てたという説も。
想像するにひみつ魚に春を当てて「鰆」と呼ぶのは瀬戸内海地域が多い。小鰭(小肌)より大きいコノシロを好んで食すのも瀬戸内海の人たち。確かに瀬戸内海地方では、鮗(このしろ)鮓(スシ)は秋冬が旬。だから、魚に冬を当てたのかなと想像します。

魚へんの漢字(最後は冬)

10cm程の若魚がシンコやコハダだが、コノシロは大きいもので、30cmくらいまで成長します。新子や小鰭は、関東が本場。ナカズミやコノシロは、マイナーな存在で「コハダの親」、「大きい小鰭」で認知されています。コノシロは、好き嫌いが地域差で分かれる魚です。くさみがあり、酢締めや寿司(鮓)を思い浮かべるが、塩焼きや唐揚げで食しても(ホント!)美味。

魚へんの漢字(最後は冬)

コノシロの由来と伝えひみつ
コノシロはその昔、大量に獲れることから下魚扱いされました下降「飯の代わりにする魚」という意味から「飯代魚(このしろ)」と呼ばれたのが由来とされています。
「飯」のことを「コ」や「コオ」といって、鮓のネタや雑炊の煮付けの材料も「コ」「コオ」と言いました。
「コ、コオ」の代わりで「コの代」「コノシロ」となったと言われています。

北関東の言い伝え人差し指
むかし下野国(栃木県)に美しい娘がいた。常陸国(茨城県)の国司が見初めて結婚を申し込みますハート娘には契りを交わした人がいて、懐妊していましたわーん娘の親は「娘は病死した」と嘘をいいコノシロ(ツナシ)を棺桶に入れて火葬のまねをしました。(ツナシを焼くと、人が焦げるニオイがするのだとかびっくり)国司の使者たちは娘が死んだと思い帰っていったそうです。

武士とコノシロびりびり
「塵塚談」によると、「武士は決して食せざりしものなり、コノシロは『この城』を食うというひびきを忌(いみ)てなり」と、あります。
「この城を食べる」を縁起が悪いと思ったんですね。ただ、食べると美味しいので名前を変えて「コハダ」としたという言い伝えもありますフフフ



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Posted by きくいち at 16:52│Comments(0)雑学

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