2021年11月20日
藤井新竜王が勝負飯に食べていた「宇部ラーメン」
テレビを見て気になっていました
先日の、第34期竜王戦7番勝負を4勝0敗で制し、史上最年少4冠を達成した藤井聡太新竜王(王位・叡王・棋聖)が決戦前に勝負飯に食べたという「宇部ラーメン」
麺好きの藤井さんが、念願だったとも言われる「宇部ラーメン」とは…
「食べる前から豚骨のにおいが漂ってきて、食べてみると、思ったよりも食べやすかった。ぺろりといただきました」と満面の笑みで答えていました
早速チェック
宇部ラーメン」とは、宇部市を中心とした濃豚骨ラーメンです
■宇部ラーメン3か条
1. 茶濁濃豚骨である
2. 強い豚骨臭がする
3. 中太の柔らかい麺を使用
と定義し、くさうま宣隊宇部ラーメンジャー(宇部市シティセールスパートナー)において、 冊子掲載に了承いただいた店舗を選考
ガラパゴス化した宇部ラーメンの歴史
現在の山口県のラーメンは、ニューウェーブ系のラーメンの出現によって混沌としているが、元々の地元に根ざしたラーメンは、東の「醤油ラーメン」、西の「豚骨ラーメン」とに大きく二分される。県中部の防府市の椿峠を境にそれは顕著に見てとれる。西の豚骨ラーメンと言ってもその多くは、あっさりしたスープに細麺の「博多系豚骨ラーメン」だ。だが、ここ宇部市においては、匂いが強く濃厚なスープに中太麺の「久留米系の豚骨ラーメン」が主流である。そのルーツは、大阪から来た一人の男性によって始まる。
いまは新天町にある「大阪屋」。現在は三代目にあたるが、初代はその祖父。若かりし頃に大阪に住んでいた初代は「西日本で栄えているのは福岡だ。福岡で商売をしよう」と、リアカーを引いて海沿いに旅を進めた。その途中、石炭で栄えていた宇部の街に着いた時に「活気のある街だ、ここで商売をしよう」と、宇部を拠点に商売を始めることに決めた。当初は宇部中央バス停留所の辺りに「大阪屋」の屋号で食堂を始めた。繁盛していたが、商才のあった初代は、食堂としての未来に不安を抱き、当時、炭鉱やゴム産業で賑わっていた久留米へラーメン作りの修業に行った。そこでの経験をもとに宇部へ戻り、またリアカーを引き、屋台での商売から始め、最初の店舗を中央町に構えた。 こうして、久留米の豚骨ラーメンの味が広まり、県内においては唯一の「久留米系豚骨ラーメン」の味が、ここ宇部市で誕生し、60年の歳月とともに、独自に進化を始めた。県内の他地域とは違い、ガラパゴス化した宇部ラーメンの歴史は、宇部市の発展と非常によく似ているように私たちは思う。宇部市は、県内のどの街とも違い、宇部市だけで独自に発展してきた。それを宇部モンロー主義という人もいるが、宇部ラーメンは、その象徴的な存在なのかもしれない。 塩気と脂気の効いた独特の匂いを発する宇部ラーメン。この独特の匂いとうまさを私たちは「くさうま」と称し、その味を守り続けているお店をここに紹介する(宇部ラーメンHPから)
茶色く濁り、こってりとした豚骨スープ、強い豚骨臭「とんこつラーメン」といえば九州だが、宇部市でもしっかり独自の「とんこつ」が息づいているようだ、強いとんこつ臭を放つ荒々しさ博多ラーメンで定番のキクラゲに比べ、つくるのに手間がかかるメンマが載った宇部のラーメンを是非食べて見たくなりました
先日の、第34期竜王戦7番勝負を4勝0敗で制し、史上最年少4冠を達成した藤井聡太新竜王(王位・叡王・棋聖)が決戦前に勝負飯に食べたという「宇部ラーメン」
麺好きの藤井さんが、念願だったとも言われる「宇部ラーメン」とは…
「食べる前から豚骨のにおいが漂ってきて、食べてみると、思ったよりも食べやすかった。ぺろりといただきました」と満面の笑みで答えていました
早速チェック
宇部ラーメン」とは、宇部市を中心とした濃豚骨ラーメンです
■宇部ラーメン3か条
1. 茶濁濃豚骨である
2. 強い豚骨臭がする
3. 中太の柔らかい麺を使用
と定義し、くさうま宣隊宇部ラーメンジャー(宇部市シティセールスパートナー)において、 冊子掲載に了承いただいた店舗を選考
ガラパゴス化した宇部ラーメンの歴史
現在の山口県のラーメンは、ニューウェーブ系のラーメンの出現によって混沌としているが、元々の地元に根ざしたラーメンは、東の「醤油ラーメン」、西の「豚骨ラーメン」とに大きく二分される。県中部の防府市の椿峠を境にそれは顕著に見てとれる。西の豚骨ラーメンと言ってもその多くは、あっさりしたスープに細麺の「博多系豚骨ラーメン」だ。だが、ここ宇部市においては、匂いが強く濃厚なスープに中太麺の「久留米系の豚骨ラーメン」が主流である。そのルーツは、大阪から来た一人の男性によって始まる。
いまは新天町にある「大阪屋」。現在は三代目にあたるが、初代はその祖父。若かりし頃に大阪に住んでいた初代は「西日本で栄えているのは福岡だ。福岡で商売をしよう」と、リアカーを引いて海沿いに旅を進めた。その途中、石炭で栄えていた宇部の街に着いた時に「活気のある街だ、ここで商売をしよう」と、宇部を拠点に商売を始めることに決めた。当初は宇部中央バス停留所の辺りに「大阪屋」の屋号で食堂を始めた。繁盛していたが、商才のあった初代は、食堂としての未来に不安を抱き、当時、炭鉱やゴム産業で賑わっていた久留米へラーメン作りの修業に行った。そこでの経験をもとに宇部へ戻り、またリアカーを引き、屋台での商売から始め、最初の店舗を中央町に構えた。 こうして、久留米の豚骨ラーメンの味が広まり、県内においては唯一の「久留米系豚骨ラーメン」の味が、ここ宇部市で誕生し、60年の歳月とともに、独自に進化を始めた。県内の他地域とは違い、ガラパゴス化した宇部ラーメンの歴史は、宇部市の発展と非常によく似ているように私たちは思う。宇部市は、県内のどの街とも違い、宇部市だけで独自に発展してきた。それを宇部モンロー主義という人もいるが、宇部ラーメンは、その象徴的な存在なのかもしれない。 塩気と脂気の効いた独特の匂いを発する宇部ラーメン。この独特の匂いとうまさを私たちは「くさうま」と称し、その味を守り続けているお店をここに紹介する(宇部ラーメンHPから)
茶色く濁り、こってりとした豚骨スープ、強い豚骨臭「とんこつラーメン」といえば九州だが、宇部市でもしっかり独自の「とんこつ」が息づいているようだ、強いとんこつ臭を放つ荒々しさ博多ラーメンで定番のキクラゲに比べ、つくるのに手間がかかるメンマが載った宇部のラーメンを是非食べて見たくなりました
Posted by きくいち at 09:09│Comments(0)
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