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2011年01月23日

ワカサギ(公魚)

ワカサギの穴釣りと言えば厳冬の風物詩です。
今月の初旬に今年も各地で解禁されたようで、待ちわびた釣りファンが
早朝から氷の穴に釣り糸を垂らし、銀色に輝く魚を次々と釣り上げたようです。
週末は家族連れも多く氷上ワカサギ釣りは今まさに本番を迎えています。
  
天ぷら、フライなど揚げ物は非常に美味しく、素焼きにして生姜醤油、塩焼き
タレをつけて焼いても美味しいですし紅梅煮、佃煮、とワカサギ料理はきりがありません。

ワカサギ(公魚) 

漢字で「公魚」と書くのは、かつての常陸国麻生藩が徳川11代将軍徳川家斉に
年貢としてワカサギを納め、公儀御用魚とされたことに由来しているようです。
 
ワカサギに似た魚…チカ
 

ワカサギにそっくりな魚でチカという魚います。

市場では秋から春にかけて、ときにまとまって入荷してくる魚で
ワカサギに比べ値段は安くワカサギと混同されることがあります。
最近では箱にしっかり明示されていることが多いのですが漫然と
見ているとわからなくなるほど見分けはかなり困難です。

ワカサギとチカの見分け方としては尻ビレと背ビレの位置関係を
調べるのがいいのです。
ワカサギの尻ビレの前方端は背ビレの端よりも前にあり
チカは逆に尻ビレの前方端が後方にあるのです。

そのほかの違いはワカサギは海から汽水域、淡水でも生きていきますが
チカは淡水域には進入できない、いわゆる純海産種です。
大きさはワカサギが10cm前後になるのに比べチカは15cm前後と少し大きいのです。
 
味はワカサギに似て、同じように天ぷら、フライ、焼き物などにします。
ワカサギよりも身がしっかりして持ちもいいのですが、やや硬い骨が天婦羅にしたときに
硬く感じて、これがワカサギよりも評価を落としているのではないでしょうか…?。
一番美味いのはフライかも知れないですね。

他には、素焼きもいけます。
塩を振らないでチカを焼き、醤油とスダチなどの柑橘類、
もしくは、生姜醤油で食べるとお酒にも合います。
ただし冷えると極端にまずくなりますから注意してください。

最近冷凍フィレの開発が進んでいて、刺身でも食べられようです。
一度冷凍するので寄生虫の心配もなく美味だといいますが
私も食べたことはないのでその味は確かではありません。


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Posted by きくいち at 11:10│Comments(0)お酒のつまみ

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