2011年10月11日
土瓶蒸しの食べ方
よくお客さんに土瓶蒸しの食べ方を聞かれます。
知っての通り、土瓶蒸しは小さめの土瓶を容器にしたもので、具は、松茸、鱧(白身魚)、海老、三つ葉、銀杏など、香り高い素材と淡白な白身魚にだし汁を張って蒸した料理で、香りも楽しめる、季節感も、花もある料理です。
さて問題の食べ方ですが、いろいろなスタイルがあって、最初に汁を味わうのは鉄則ですが汁と具の味わい方は決まっているわけではないのです。ただ、中の具を土瓶から直接食べるのは(特に女性は)やめたほうがいいと思います。一旦お猪口に乗せるのが常道で土瓶から直接は食べるのは周囲から見てもあまり品が無くお勧めは出来ません。ポイントは汁を注いで飲むとき香りも楽しむということです。
土瓶蒸しの食べ方には二通りあります。一つ目はまずは、土瓶蒸しの蓋を開けて香りをかいで楽しみます。そして蓋を閉め、備付けのお猪口に汁を注ぎ、そのままのおだしをお召し上がり下さい。最初の一杯でだいたいのだし加減をみます。中には、いきなり土瓶蒸しの蓋を開けて吸い地の中に直接、酢橘をぎゅっと絞ってしまう人がいますが、それだとせっかくの香りが飛んでしまいますのでその食べ方はいただけません。
二杯目をお猪口につぎ、酢橘などの香りの良い青い柑橘類を、杯に塗りつけるように絞ります。絞ったら、右手で静かに土瓶を持ち上げて、左手で底を支えながら汁を静かに注ぎ二杯目を味わいます。一杯目と二杯目のどちらか自分の好みで、二杯目なら土瓶の蓋を取り中に搾ります。(一杯づつ注ぎながら、その都度搾るのもいいでしょう)
両方の味を楽しみ、汁を土瓶の半分ぐらいまで味わったら具をお猪口に取り出し土瓶の中の具を食べます。具がなくなったら、また残りのだしを飲みだしを交互にお召し上がり土瓶を楽しんでください。
二つ目は、最初にだしの味見をする所までは同じで、その後は土瓶の中の具をとって食べ、だしは好きな時に飲むといった、自分の好きなスタイルで食べる方法です。ポイントを抑えれば具を食べる後先は関係ありません。
皆さんもこれで少しは食通の気分になって土瓶蒸しを楽しめるのでは…?
知っての通り、土瓶蒸しは小さめの土瓶を容器にしたもので、具は、松茸、鱧(白身魚)、海老、三つ葉、銀杏など、香り高い素材と淡白な白身魚にだし汁を張って蒸した料理で、香りも楽しめる、季節感も、花もある料理です。
さて問題の食べ方ですが、いろいろなスタイルがあって、最初に汁を味わうのは鉄則ですが汁と具の味わい方は決まっているわけではないのです。ただ、中の具を土瓶から直接食べるのは(特に女性は)やめたほうがいいと思います。一旦お猪口に乗せるのが常道で土瓶から直接は食べるのは周囲から見てもあまり品が無くお勧めは出来ません。ポイントは汁を注いで飲むとき香りも楽しむということです。
土瓶蒸しの食べ方には二通りあります。一つ目はまずは、土瓶蒸しの蓋を開けて香りをかいで楽しみます。そして蓋を閉め、備付けのお猪口に汁を注ぎ、そのままのおだしをお召し上がり下さい。最初の一杯でだいたいのだし加減をみます。中には、いきなり土瓶蒸しの蓋を開けて吸い地の中に直接、酢橘をぎゅっと絞ってしまう人がいますが、それだとせっかくの香りが飛んでしまいますのでその食べ方はいただけません。
二杯目をお猪口につぎ、酢橘などの香りの良い青い柑橘類を、杯に塗りつけるように絞ります。絞ったら、右手で静かに土瓶を持ち上げて、左手で底を支えながら汁を静かに注ぎ二杯目を味わいます。一杯目と二杯目のどちらか自分の好みで、二杯目なら土瓶の蓋を取り中に搾ります。(一杯づつ注ぎながら、その都度搾るのもいいでしょう)
両方の味を楽しみ、汁を土瓶の半分ぐらいまで味わったら具をお猪口に取り出し土瓶の中の具を食べます。具がなくなったら、また残りのだしを飲みだしを交互にお召し上がり土瓶を楽しんでください。
二つ目は、最初にだしの味見をする所までは同じで、その後は土瓶の中の具をとって食べ、だしは好きな時に飲むといった、自分の好きなスタイルで食べる方法です。ポイントを抑えれば具を食べる後先は関係ありません。
皆さんもこれで少しは食通の気分になって土瓶蒸しを楽しめるのでは…?
Posted by きくいち at 09:23│Comments(0)
│大将