北京オリンピック大会12日目の結果です
女子ビッグエアで村瀬心椛(ここも)選手が銅メダルを獲得しました



女子高生、17歳の村瀬選手はこの種目では男女通じて日本勢初で、冬季五輪では、2010年バンクーバー銀の浅田真央選手の19歳を抜き日本女子史上最年少メダルとなりました



岩渕麗楽選手は惜しくも4位、大技に挑戦した鬼塚雅選手は11位でした

スピードスケート女子団体追い抜き(パーシュート)は、佐藤綾乃、高木美帆、高木菜那選手で挑んだ決勝で、カナダに及ばず2連覇は逃しましたが、2大会連続のメダルを獲得しました



日本は平昌五輪で初めて頂点に輝きました。その後も自分たちが持っていた世界記録をさらに更新するなど強さを見せていましたが、海外勢も先頭交代の数を減らすなど戦術の研究を進め、今季のW杯はカナダが3連勝(日本もさまざまな戦術を試してきたが、2位、転倒による8位、2位でした)



今大会の前に先頭交代の数を平昌五輪と同じ3度に戻しました。1回戦は高木美が1.75周、佐藤が1周、高木菜が1.5周、高木美が再び1.75周を引っ張る形で2分53秒61の五輪新記録をマーク。準決勝も同じ布陣、戦術でロシア・オリンピック委員会を下し、同じ準決勝で前回銀のスケート大国・オランダを破ったカナダに「世界一美しい隊列」で挑みました。



日本は序盤からリードし、先頭交代もスムーズに行って最後の1周までカナダをリードしましたていました。しかし残り200メートルを切ったところで、最後尾を滑る高木菜那選手がバランスを崩し転倒



その瞬間、連覇の夢はついえ、カナダが金メダルを獲得しました。呆然と仲間のもとに戻ってくる姉のもとへ、妹の美帆選手が駆け寄るります。姉の菜那選手の涙が止まらりませんでしたが、全員から慰められ、肩を抱かれて、世界一の「チームワーク」を証明してくれました



今大会で日本選手団の主将も務める高木美帆選手は、スピードスケートの日本女子最多に並ぶ1大会5種目にエントリーしていて、1500メートル、500メートルの銀に続く3つ目のメダル獲得となりました



これで、冬季では単独最多となる通算獲得メダル数を6に伸ばし、夏冬通じて「5」で日本女子最多だった柔道・谷亮子さん、シンクロナイズド・スイミング(現アーティスティックスイミング)の立花美哉、武田美保さんを上回わりました



ノルディックスキー複合の個人ラージヒルで、渡部暁斗選手が銅メダルを獲得しました。2014年ソチ、18年平昌で個人ノーマルヒル銀の渡部選手は、スノーボード男子ハーフパイプの平野歩夢に続き2人目の冬季3大会連続メダルとなったのです渡部暁斗選手は野県白馬村出身。06年トリノ五輪から5大会連続出場。ワールドカップ(W杯)通算19勝。



山本涼太選手は12位、渡部善斗選手は25位、永井秀昭選手は31位でした。
金メダルはノルウェーのヨルゲン・グローバク選手、銀メダルはノルウェーのイェンス ルーロス・オフテブロ選手でした。



今大会で日本が獲得したメダルはあわせて14個となり、冬のオリンピックで過去最多だった前回、2018年のピョンチャン大会の13個を更新しました