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2023年08月30日

特徴的な香りの秘密は生産地にあり

今日はワインの紹介ですにっこりまるとくまるっ

プイィ・フュメとはフランス・ロワール地方の、プイィ=シュル=ロワールとその周辺の7つの村で生産されているソーヴィニョン・ブラン種100%の白ワインです。
この地域はもともと赤ワインの産地でしたが、19世紀のフィロキセラ禍でブドウ樹が壊滅してしまい、ボルドーの品種だったソーヴィニヨンブランが植えられたことで、白ワインの産地となり、お隣のサンセールとともに、世界的なソーヴィニヨン・ブランの銘醸地となりましたキラキラ注目

特徴的な香りの秘密は生産地にあり

プイィとはこの地域の名前ですが、“フュメ”は、煙で燻したという意味のフランス語です。
フランス語でスモークサーモンはソーモン・フュメ、スモークハムはジャンボン・フュメと言います。その名の通り、ほんのり硝石のような、乾いたミネラルの香りが感じられて、普段イメージするフルーティーなソーヴィニヨンブランとは少し異なる感じですフフフ

特徴的な香りの秘密は生産地にあり

プイィ・フュメは、スッキリ爽やかな柑橘やハーブの香りを持ち、ミネラル感があってコクも感じるので、スモークサーモンなどの燻製の魚介料理や、
スモークチキンなどの鶏肉料理とも相性ピッタリですOK

プイィ・フュメが造られる一帯は、ラテン語で火打石という意味のシレックスと呼ばれる、牡蠣の殻からできた石灰岩と火打石の原料となる石からできた土壌のため、仕上がるワインが、火打石をたたいたときの香りを持つことから、プイィ・フュメという呼び方になったそうです。
もともとソーヴィニヨンブランは、造られる産地のテロワールの影響を受けやすいブドウ品種のため、このシレックス土壌で栽培されるソーヴィニヨンブランは、熟成によるアロマの変化がシャルドネの比ではないほど、グラスに注いでからも香りがおどろくほど変化していきますびっくり

特徴的な香りの秘密は生産地にあり

プイィ・フュメ ドメーヌ・ランボー
ドメーヌ・ランボー・ピノーは、シュリー・オン・ヴォーという、サンセールから5kmほど離れた町にあり、ここサンセール~プイィ・シュール・ロワールを本拠地として3世代続く家族経営の小さな生産者です。

現在ではさまざな区画に小さな畑を40もっていて、各畑で獲れたブドウはブレンドされることなく、個別に醸造されます。
そんなドメーヌ・ランボー・ピノーが手掛けるプイィ・フュメは、色味はサンセールに比べやや薄く、輝きのある、硬質な感じの黄色がかった色。
香りはソーヴィニョンブランでもハーブの香りが強く、その中に青リンゴを思わせる優しい香りも感じられます。
引き締まった味わいで、ミネラル感を強く感じ、余韻に爽やかな甘みと酸味を残しますまるっ

荒塩でシンプルに焼いた魚のグリル、ハーブをふった生ガキや山菜のテンプラなど、爽やかで研ぎ澄まされた味わいが身上のプイィフュメには、シンプルなお料理がおすすめですOK

それでは支度をして出かけます車汗今回は藤枝経由御殿場ですちょき
多分遠方はこれで最後かなにやりスタコラ


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Posted by きくいち at 08:45│Comments(0)

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