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2012年11月22日

喜びの露(酒)、ほとばしる

メディアで注目されているこの酒を手に入れたいと、探し歩いて口にした時の驚き…びっくり
そしてどうしても酒メニューに加えたいと思ったのです。
日本酒と焼酎に夢中になるきっかけとなった酒、それが飛露喜(ひろき)です。

地酒ブームの火付け役となった銘柄のひとつ「飛露喜」は福島県内の小さな蔵元で作られています。廃業寸前の蔵元が日本酒ファンを魅了する地酒を生み出し大復活したストーリーは、福島の人々を勇気づけているのです。

「廣木酒造本店」がある会津地方西部の会津坂下(ばんげ)町は、新潟に抜ける越後街道に面している人口は2万人の小さな町ですがが、古くから酒造りが盛んで、現在も3つの蔵が酒造りに励んでいます。

創業は江戸時代中期の文政年間。かつて会津若松と新潟を結ぶ越後街道沿いの宿場町として振るわいを見せた地に廣木酒造は創業したそうです。1996年、19年勤めた杜氏が高齢のため引退。翌年、先代である実父と造りを始めますが1年後にその実父が逝去。心の準備もないまま廣木健司さんは蔵を継いだのです。

1999年突然現れた「飛露喜」 は、瞬く間に地酒ファンの間で噂になりました。現在、「飛露喜」は引く手あまたで、蔵にも在庫がないほど…「一歩でも自分の酒造りの質を向上させたい」と、毎年夏には少しずつ蔵を改修。席を見据えた酒蔵造りに邁進していると聞きます。(一升瓶のラベルの文字は蔵元のお母さん、廣木浩江さんの手によるだとか…)

喜びの露(酒)、ほとばしる

全国的にも有名になりました。一時は廃業を考えた考えたほどだといいますが、今では信じられないほどの人気です。
蔵元さんいわく、「濃密な透明感のある、存在感のある酒を造りたい」その言葉どうりの酒質、存在感があり、食卓の主役となれるお酒です。限られた本数しか製造されない為、地元会津でもここ数年品切れ状態が続いているのです。 

飛(とぶ)、露(つゆ)、喜(よろこぶ)。「喜びの露(酒)、ほとばしる」。
 名字の 「廣木」 に由来する、飛露喜の誕生です。 
  
日本酒好きなら知らない人はいない「飛露喜」の「無濾過生原酒」。フルーティーな白ワインのようなさわやかな飲み口で、日本酒は苦手だった人が、この酒を飲んで考えを改めたというケースも多いとも聞きます。しかし、無濾過生原酒は保存が難しく出荷数が限定されているため、一部の地酒専門店でしか手に入らない「幻の酒」なのです。

ほんわりとした甘み、そして若干の苦味がアクセントに。果実味というよりは米らしい甘み・旨みです、柔らかい味わいの枠組みの中に、ふくらみを持つ甘さや旨みの要素が静かに溶け込んでいます。さりげなくふくよかさを感じさせる含み香が、飛露喜の味わいの豊かさを象徴しています。
 
飛露喜特別純米生詰
■原料:米・米麹(山田・五百万石)
■日本酒度:+3
■酸度:1.6
■精米歩合:50%・55% 
■アルコール度:16.8
■容量:1800ml
 


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Posted by きくいち at 10:39│Comments(0)

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