2017年10月28日
浜名湖はワタリガニの宝庫
海とつながることで魚だけでも700種を越えるという自然豊かな浜名湖は、ワタリガニの宝庫でもあります。秋の浜名湖の市場にはさまざまなワタリガニが水揚げされています
ワタリガニとはガザミを代表とする最も後ろ脚(遊泳脚)の先がボートのオールのようになり泳ぐことができるカニのことです。今日は秋の浜名湖で獲れるワタリガニを紹介します。
まずは左下のガザミです。ワタリガニを代表するガザミは浜名湖ではササガニとも呼ばれ、美味しいことから需要が最も高いワタリガニです。
その斜め上にはガザミによく似た色をしていますが、ガザミの甲羅の横縞に比べ黒い星を散らしているタイワンガザミの雌がいます。
続いて青紫色の甲羅と長いハサミ脚を持つのがタイワンガザミの雄です。この色からアオガニ・アサガオなどとも呼ばれます。タイワンガザミは浜名湖で最も多く獲れガザミより安く買うことができます。
一番下と右端がジャノメガザミです。甲羅に三つの星を持つことからかつては上等兵(旧陸軍の階級章が3つの星であったことから)とも呼ばれています。南浜名湖あそび隊!ではコアラに見えることからコアラガザミなどと呼んでいます。(似てるでしょう)
最後に一番上が最近よく水揚げされるツブワタリイシガニです。ここにはいませんがイシガニの仲間で甲羅やハサミ脚に多くのツブツブがあり、容易に見分けられます。
浜名湖は多くのワタリガニの産地、人気のガザミ(ササガニ)や最も水揚げの多いタイワンガザミやイシガニなどさまざまな泳げるカニが棲んでいます。その中のひとつ、水揚げは珍しいシマイシガニも紹介しておきます
他のワタリガニとは一見してわかるこの色と縞からシマイシガニは「トラガニ」、または「阪神タイガース」などとも呼ばれています。浜名湖に生息しているほか、高知県では特産として扱われていると聞いています。
更に珍しい、左右で形が違うハサミを持つ…メガネカラッパ
浜名湖の砂底に棲み、漁師さんの刺し網にときおりかかるカニにメガネカラッパがあります。敵に襲われた時に身を守れるよう、丸い甲羅にピタリとはまるように閉じられるハサミ脚を持っています
メガネカラッパは浜名湖に棲む巻き貝をエサにしていますことから、そのハサミが左右形が違うことでも知られています。
向かって右のハサミの先は湾曲して尖っています。左のハサミは尖らず挟むだけ、注目は左のハサミの根元にある大きなでっぱりです。なんとこのでっぱりとの隙間で巻き貝の殻を入れて殻を割り進みながら右の尖ったハサミで身を取りだして食べるといいます。
ハサミの形をエサの採り方で進化させたメガネカラッパは長い脚を持ち、この丸い体を高く持ち上げてすばやく砂底を移動します。そして巻き貝を見つければ、パリンパリンと殻を割りながら身を食べるというメガネカラッパです。ちなみにまるで栗のようなメガネカラッパは毒を持つために食べられません
浜名湖はガザミなど最も後ろ脚の先がボートのオールのようになり泳ぐことができるワタリガニの産地、ツメの先が赤紫の美しいメナガガザミはその名のとおり、珍しい特徴を持っています。
メナガガザミの目は甲羅の中心点から伸びる長い目柄を持っています。甲羅の下にはこの目柄が納まる隙間もあり、捕まえると大切な目を納めて身を守ります。きっと浅い砂底から目を突き出して周りのエサや敵を探すのでしょう。
浜名湖のワタリガニは他にシマイシガニや珍しいヒラツメガニ、また浜名湖最大のカニ、浜名湖ドウマンなどが棲んでいます浜名湖はワタリガニの産地ともいえる海につながる湖です
ワタリガニとはガザミを代表とする最も後ろ脚(遊泳脚)の先がボートのオールのようになり泳ぐことができるカニのことです。今日は秋の浜名湖で獲れるワタリガニを紹介します。
まずは左下のガザミです。ワタリガニを代表するガザミは浜名湖ではササガニとも呼ばれ、美味しいことから需要が最も高いワタリガニです。
その斜め上にはガザミによく似た色をしていますが、ガザミの甲羅の横縞に比べ黒い星を散らしているタイワンガザミの雌がいます。
続いて青紫色の甲羅と長いハサミ脚を持つのがタイワンガザミの雄です。この色からアオガニ・アサガオなどとも呼ばれます。タイワンガザミは浜名湖で最も多く獲れガザミより安く買うことができます。
一番下と右端がジャノメガザミです。甲羅に三つの星を持つことからかつては上等兵(旧陸軍の階級章が3つの星であったことから)とも呼ばれています。南浜名湖あそび隊!ではコアラに見えることからコアラガザミなどと呼んでいます。(似てるでしょう)
最後に一番上が最近よく水揚げされるツブワタリイシガニです。ここにはいませんがイシガニの仲間で甲羅やハサミ脚に多くのツブツブがあり、容易に見分けられます。
浜名湖は多くのワタリガニの産地、人気のガザミ(ササガニ)や最も水揚げの多いタイワンガザミやイシガニなどさまざまな泳げるカニが棲んでいます。その中のひとつ、水揚げは珍しいシマイシガニも紹介しておきます
他のワタリガニとは一見してわかるこの色と縞からシマイシガニは「トラガニ」、または「阪神タイガース」などとも呼ばれています。浜名湖に生息しているほか、高知県では特産として扱われていると聞いています。
更に珍しい、左右で形が違うハサミを持つ…メガネカラッパ
浜名湖の砂底に棲み、漁師さんの刺し網にときおりかかるカニにメガネカラッパがあります。敵に襲われた時に身を守れるよう、丸い甲羅にピタリとはまるように閉じられるハサミ脚を持っています
メガネカラッパは浜名湖に棲む巻き貝をエサにしていますことから、そのハサミが左右形が違うことでも知られています。
向かって右のハサミの先は湾曲して尖っています。左のハサミは尖らず挟むだけ、注目は左のハサミの根元にある大きなでっぱりです。なんとこのでっぱりとの隙間で巻き貝の殻を入れて殻を割り進みながら右の尖ったハサミで身を取りだして食べるといいます。
ハサミの形をエサの採り方で進化させたメガネカラッパは長い脚を持ち、この丸い体を高く持ち上げてすばやく砂底を移動します。そして巻き貝を見つければ、パリンパリンと殻を割りながら身を食べるというメガネカラッパです。ちなみにまるで栗のようなメガネカラッパは毒を持つために食べられません
浜名湖はガザミなど最も後ろ脚の先がボートのオールのようになり泳ぐことができるワタリガニの産地、ツメの先が赤紫の美しいメナガガザミはその名のとおり、珍しい特徴を持っています。
メナガガザミの目は甲羅の中心点から伸びる長い目柄を持っています。甲羅の下にはこの目柄が納まる隙間もあり、捕まえると大切な目を納めて身を守ります。きっと浅い砂底から目を突き出して周りのエサや敵を探すのでしょう。
浜名湖のワタリガニは他にシマイシガニや珍しいヒラツメガニ、また浜名湖最大のカニ、浜名湖ドウマンなどが棲んでいます浜名湖はワタリガニの産地ともいえる海につながる湖です
Posted by きくいち at 10:21│Comments(0)
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