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2024年02月09日

北海道地元民がこよなく愛す「こまい」

北海道の魚「こまい」は、子どもから大人まで人気の白身魚です魚青

こまい(氷下魚)は、主に北海道で漁獲されるタラ科の海水魚です。氷が張った海の下にいるコマイを氷下待網漁で採ることからその名が付いたと言われています。大きさで呼び方は変わり、15㎝までを「ゴタッペ」25㎝までを「コマイ」、それ以上を「オオマイ」と呼びます。北海道ではこまいのことを「カンカイ」と呼ぶこともあります。

北海道地元民がこよなく愛す「こまい」

生息地は北海道周辺、山口県までの日本海、青森県から宮城県までの太平洋など広く生息する魚です。こまいの旬は冬です。産卵期は1月から3月で、岸近くの氷点下あるいは氷点下近い水温のところに産卵します。この時期は、卵や白子を味わうことが可能です。
北海道の東にある根室海峡はコマイの産卵場所として有名です注目

こまいは鮮度がすぐに落ちる魚なので、鮮魚で流通することは少ないです。産地以外では「一夜干し」や「天日干し」などの干物として流通し、お酒のあてとして人気がありますナイス
ところで干物の「一夜干し」や「天日干し」の違いはご存知でしょうかはてな実は、見た目に違いはなくとも、干し方によって味や食感に違いがでてくるのです。

北海道地元民がこよなく愛す「こまい」

天日干し
日光と風に当てて乾かす方法。表面は歯ごたえがよく、中はふんわりとやわらかくなる。脂身が少なくなり旨味が濃縮されるので味が濃い。

一夜干し
風通しのよい日陰や夜に熟成させながら乾かす方法。日光に当てないため魚の脂が酸化しにくく、生魚に近いやわらかい食感が得られる。

干物が広く流通しているこまいですが、一番おすすめしたいのは「焼いて、マヨネーズと七味をつける」食べ方ですナイフ&フォーク
厳しい寒さを生きる北海道民だからこそ生まれた味で、晩酌のお供にぴったりですビールさらに、こまいの煮付けもおすすめです。小型の魚なので切らずにお鍋に入れて煮付けができるのは楽ちん。白身魚と煮物料理は合いますOK

北海道地元民がこよなく愛す「こまい」

こまいは焼き過ぎると身が固くなり美味しさが失われます。干物は火が通りにくいので、火の通りを確認しながらじっくり焼きましょう。家庭によって魚焼き機は異なるので、種類別に紹介しておきますお得

グリル…グリルのトレイに水を入れ、網を油で軽く拭く。網の上にこまいをのせて、弱火で焼く。皮に薄く焼いた色がついたらひっくり返して両面焼く。

フライパン…フライパンを温めて、フライパンホイルをひく。こまいをのせて片面を中火で焼く。火加減を見ながら、片面に焼き色がついたら裏返す。
反対側にも焼き色がついたら出来上がり。

トースター…オーブントースターのトレイにアルミを敷き、こまいを並べる。温度「強」で7分焼く。爪楊枝で火の通りを確認し焼けていたら完成。


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Posted by きくいち at 08:46│Comments(0)旬の魚

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