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2017年10月22日

舞阪漁港底曳き漁の少量エビ ミノエビ

全国でも珍しい海につながる浜名湖の最南端の舞阪漁港の秋、昨日10月1日からトラフグ漁が解禁となり賑わう市場に、この時期のもうひとつの漁、底曳き漁で美しい海老が水揚げされています。底曳き漁は陸(おか)から見れば水平線あたりの200mもの深海に網を曳く深海漁、舞阪名物のメヒカリ、舞阪の甘海老ことアカスエビなどと共に少量水揚げの美海老たちが混獲されています。

ミノエビですナイス
舞阪漁港底曳き漁の少量エビ ミノエビ

頭が大きくまるで蓑(みの)を被っているようだからミノエビは尾が短いことから歩留まりは悪いものの刺身で美味しい海老です。深海の海老はアカスエビやボタンエビなどと同様、うまい脂を持ち濃い海老味が魅力です。秋の舞阪漁港にはミノエビはじめさまざまな深海エビたちが、浜名湖には赤足海老やクマ海老をはじめさまざまな海老が水揚げされています。

舞阪漁港底曳き漁の少量エビ ミノエビ

◆食べてみるナイフ&フォーク
生のうまさにびっくりしたびっくりさっぱりして少ないながら甘み旨味があり、食感がいい。刺身以外では塩焼きが美味OK沼津の漁師さんたちは、煮付け、味噌汁にしてしまうが、これもまことに美味いアップ残念なのは歩留まりが悪いところうわっ出汁には甘みがあり、出汁を取った後の海老自体も食べることができる。

漢字 蓑蝦、蓑海老。由来・語源 蓑(みの カヤ、スゲなどで作った雨具)を着たような形に見えるから、だと思われる本
地方名・市場名■ 三重県尾鷲市では「オニエビ」■ 宮崎県延岡市では「ガラエビ」。

生息域…海水生。千葉県から鹿児島県沖。水深300〜500メートルに棲息。
ミノエビの仲間は世界中の深海に生息し、何種類かは漁業的にも重要なものになると期待されている。世界各地で食用となっているのだが、国産ではミノエビ、アカモンミノエビの2種。輸入ものではマルゴシミノエビ、エクアドルミノエビなど。
本州から九州の太平洋側深海に生息するエビで、太平洋側の底曳き網のある地域周辺で食べられている。非常に味のいい海老だが漁獲量が少ないのが残念。

選び方…赤味の強いもの上昇白いものは古いバツ

天麩羅にフライに、茹でただけでまた刺身でとさまざまな海老が楽しめる舞阪を含む浜名湖の市場の秋海老をお楽しみくださいちょき


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Posted by きくいち at 08:38│Comments(0)旬の魚

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